2、金融資産の肥大化は年ごとに増加し、80年の世界のGDPは12兆ドル、金融資産は1.2倍だった のが、2012年はGDP70兆ドルの3.1倍・225兆ドルも増えています。投機化した資本主義は 国民生活窮乏と経済発展の足枷となり、投機資本主義の腐朽化は国際的規模で深刻度を増しています。 財界・大企業、アメリカ奉仕で国民経済を破綻させる安倍内閣 1、安倍政権の「アベノミクス」の名ですすめている経済政策は、大企業の利益が増えればいずれは、雇用、 賃金、家計にお金が廻り経済が良くなるといった旧来の破綻した「トリクルダウン」の理論、いわゆる" おこぼれ経済学"にほかなりません。この論理が好循環をもたらさず"大企業栄えて民滅ぶ"国民経済衰退 の道であったことは、今日の事態が如実に示しています。 2、「アベノミクス」による異常な量的金融緩和は円安・株価の上昇によって一握りの大企業と富裕層に恩 恵を与えていますが、円安による燃料や原材料、生活必需品の値上げが家計と中小企業の営業を圧迫して います。内閣府の1月の月例経済報告は、景気の基調判断は「穏やかに回復している」と公表したが、そ れも消費税増税前の駆け込み需要(住宅購入2.6%増)と補正予算による公共事業(6.5%増)で、本 格的な経済回復ではありません。また、円安に転換したにもかかわらず、輸出はマイナス0.6%と減少 しています。民間消費が振るわず輸出も増加しないので、設備投資も0.0%とまったく増加する兆しを 見せていません。こうした経済状況のもとで、消費税増税と社会保障の負担増・給付減合わせ10兆円も の負担を国民に被せれば、暮らしに大打撃を与え日本経済が破綻するのは必定です。 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

トップに戻る